そんなこんなブログ
 
小田倉欽永のそんなことこんなことブログ。
 



2005年12月1日を表示

そんなあなたへ

トラックバックってこういう使い方でいいのでしょうか?
いまいちブログの機能が分かりません…

>むまちゃん
寒々しくなくない?むしろ健全じゃない?
うちら、高校時代が転機だったんだね~
何が起こるかわからんね。



12月1日(木)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | そんなこんな記録 | 管理

本の大切さ

極度の金欠で買いたい漫画も買えず…
貧乏学生は辛いとつくづく思う年末です。
漫画を描く原動力として、他人の漫画、しかも圧倒的に
印象を受ける漫画を読むことが、一番であると私は常々感じています。
でも、一回目、二回目と読みこんでいくうちに
なかなか最初のような感動は得られなくなっていくので
その都度新しい刺激を求めて漫画を買うわけですが…。


お金がない…orz


仕方ないので、買いだめしておいた文庫を読みあさっています。

現在は、
塩野七生「ローマ人の物語」20巻
京極夏彦「狂骨の夢」上巻
を並行して読んでいます。

漫画描くにしてもイラスト描くにしても出せる引き出しは
いっぱいあった方がいいので、小説だけじゃなくて
専門書も買ったりするのですが(といっても殆ど歴史物)
なかなか進まないので結局小説に逃げるを繰り返しています。
本棚には読まれるのを待っている本が何冊あることか…

歴史の話が出たのでついでに私の大学の所属について書こうと思います。

私はINFOにも書きましたとおり、大学で歴史を専攻しています。
何で美大でもなく専門でもなく歴史を選んだかといえば、
高校時代は何かと大道に反発したい時期でしたので
「絵なら独学で学んでやる!もっと違うことを学ぶんだ!」
というくらいの気持ちがあったので、そんなに得意でもない
歴史を勉強する道に進むことを選んだのです。

私は当時も漫画馬鹿でしたので、漫画ばかり読み漁り、
活字を読むといえば海外の児童書くらいで
歴史については受験生レベルも怪しいくらいの
浅く狭い知識しかもっていませんでした。

ですが、大学受験のときの面接で、大学の教授に
読書量が少ないことを痛くつっこまれまして、
印象最悪なまま、帰路に着き、電車の中で悔し泣きしました。

史学は人々が歩いてきた軌跡をたどる勉強だ!
それをなんて軽く見ていたんだろう。
漫画も読んだことがない人が漫画家を目指すと言っている
ようなものじゃないか!
(それと同時になんで嘘のひとつやふたつつけなかったのか!)

と。

合格発表まではまだ間がありましたが、指定校推薦だったので
はなから落ちる気もしていなく、勉強もやめていた私は、
急に自分は落ちるのではないかという不安に苛まれ、
最悪の事態を考えて、その面接が終わったすぐその日から
遅い受験勉強を再開しました。

その教授の言葉が悔しくて、本も読むことに決めました。
ですが、当時は勉強のことで手一杯で、本をめくることはできませんでした。

その後に、合格通知が届きました。

不安でしょうがなかった私は一気に解放されて
半ば放心状態になりました。
あんなに心配していたのになんとも、あっさりした結果でした。

私は再び受験勉強はやめて本格的に本を読むことにしました。
最初に手に取ったのは「司馬遼太郎」。
まずは王道の日本史で、しかも大御所から入ろうと思った結果でした。
そして最初に手に取ったのは確か「覇王の家」だったと思います。


これが面白い!!


なんで教科書だけで私は歴史学科に進もうと思ったのか
心底不思議に思えました。
時代小説は研究者が書いたものではないし、
もちろんフィクションも交えているわけですが
歴史上の人物がいきいきとしていて、遥か昔の日本の
光景をありありと思い浮かべることが出来ました。


これに感動した私は、司馬遼太郎を図書館で借りて読み漁り、
海外のメジャーな本も大事という友達の助言も受けまして、
コナン・ドイルやクリスティーなんかも読みまくりました。
(殆どミステリーばかりでしたが)

で、日本作家の描く日本史の小説を相変わらず読んでいた私は
当然のごとく、自分は日本史を専攻するだろうと思いました。
しかし、ここで塩野七生に出会ってしまったのです。

彼女の代表作は一通り読んだはずですが、
彼女の知識量と探究心は半端じゃない。これは凄い!と
初めて彼女の作品を読んだときに思いました。

そしてここで一つの形が生まれたのです。


ああ…歴史漫画が描きたい…!!


と。


短編ですとファンタジー傾向が重視されていますが
今も着々と構想ができつつある一つの架空の歴史を題材にした
お話が手元に大事にしまってあります。
その漫画を世に出すまでは死ねない…!!!!

と思っています。

そんな感じで今は西洋史の古代ローマから中世イタリアまでの
ゼミを専攻しています。人生何があるか分かりませんね。

これだけでも本の世界に足を踏み入れたことは間違ってなかった
んだなと感じることが出来ました。
是非とも今後も続けていきたいものです。


…な…長くなりましたね!!!
皆様も本は若いうちから沢山読んでおいたほうがいいですよ☆
ではでは本日はこれで…



12月1日(木)00:07 | トラックバック(1) | コメント(2) | そんなこんな記録 | 管理


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